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   コラム バックナンバー (2021.4-2022.3)-目次
 「吾輩は猫である」を読み返す 2022.03.10 Up (365)
 温泉後の一杯 2022.03.01 Up (364)
 節分 2022.02.21 Up (363)
 神戸ポートアイランド 2022.02.10 Up (362)
 いざ初陣 2022.02.03 Up (361)
 ヒレ酒 2022.01.27 Up (360)
 雪虫 2022.01.11 Up (359)
 堺の穴子 2021.12.23 Up (358)
 古より神戸の海を望む五色塚 2021.12.10 Up (357)
 ダーズンローズ 2021.11.19 Up (356)
 海外の夜景 2021.11.10 Up (355)
 コロナ収束後の世界を待ち侘びて 2021.11.01 Up (354)
 広瀬川にて 2021.10.18 Up (353)
 恐ろしい豪雨 2021.10.12 Up (352)
 かたひらまつり 2021.10.01 Up (351)
 名月と七草 2021.09.16 Up (350)
 演奏会 2021.09.09 Up (349)
 仙台七夕まつり 2021.09.02 Up (348)
 天国のお金 2021.08.26 Up (347)
 堺市の銘菓 2021.07.20 Up (346)
 メルティングポットとサラダボウル 2021.07.12 Up (345)
 CAR LIFE 2021.07.01 Up (344)
 父の日 2021.06.18 Up (343)
 難読地名 2021.06.14 Up (342)
 新1年生 2021.06.01 Up (341)
 ツメクサ 2021.05.20 Up (340)
 信州でのひととき 2021.05.11 Up (339)
 寂寞とした晩春の風にいにしえの鉄を想う 2021.04.28 Up (338)
 大阪府立大学の桜 2021.04.20 Up (337)
 Hello Kitty 新幹線 2021.04.09 Up (336)
 春の到来を感じる 2021.04.01 Up (335)
  バックナンバー (2019.07-2021.03)はこちらへ
  バックナンバー (2019.06以前) はこちらへ
 「吾輩は猫である」を読み返す
 
 中学生のころに読みかけた夏目漱石の「吾輩は猫である」を、それから約50年の歳月が過ぎた今、急に思い立って読み返し始めました。読み進んでみると、なかなか示唆に富んだ深い内容だと改めて感心することが多いのですが、長年、教師生活をしていた者として、漱石から怒られているようで耳が痛い内容の一つをご紹介します。

 「吾輩は猫である。まだ名は無い。」で始まるこの小説。主人公の猫は教師の家で飼われ、近所の猫から「先生」と呼ばれるようになる。この猫先生が、飼い主の苦沙弥(くしゃみ)先生(夏目漱石がモデル)を観察する場面。

 「・・・職業は教師だそうだ。学校から帰ると終日書斎に入ったきりほとんど出てくることがない。家の者は大変な勉強家だと思っている。忍び足で彼の書斎をのぞいてみるが、彼はよく昼寝している。読みかけた本の上によだれを垂らしている。彼は胃弱で・・そのくせ大飯を食らう。大飯を食った後でタカジアスターゼ(胃薬)を飲む。飲んだ後で書物を広げ、二三ページ読むと眠くなる。よだれを本に垂らす。これが、彼が毎夜繰り返す日課である。教師というものは実に楽なものだ。人間と生まれたら教師になるに限る。こんなに寝ていて勤まるものなら猫にでも出来ぬことはない。それでも主人に言わせると教師ほどつらいものはないそうで・・・なんとかかんとか不平を鳴らしている。」

 私も、これまでの長い教師生活の間、社会からはそれなりに大切に扱われてきたにも関わらず、なんとかかんとか不平を鳴らしていたように思います。実際に多くの方々は、「教師なんぞ猫でもできる。」と思われているのではないでしょうか。教師だからといって、周辺の皆様のご厚意に甘えて不平を鳴らすなと、漱石から怒られているような気がしました。
(画像:「吾輩は猫である」の挿絵から)

(2022.3.10 姫路より T.Y.)
 
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温泉後の一杯 
 
 2月を過ぎても寒い日が続きますね。こういうときは温かい温泉に入ってゆっくりしたくなるのは私だけでしょうか?

 そこで、私は夫婦で日帰り温泉に行くことにしました。向かったのは私の故郷にある花巻温泉。花巻は宮沢賢治と温泉がとても有名な地域です。花巻温泉郷では多くの温泉から選ぶことができます。今回は花巻温泉紅葉館の温泉にしました。期間限定でリンゴがたくさん浮かんでいるリンゴ風呂も堪能することができ、ほのかに香るリンゴの香りでリラックスできた気がします。そして温泉にゆっくり入った後は、瓶に入ったフルーツ牛乳!(飲んだことはありませんが)

 テレビで見た時から、温泉後に飲みたいとずっと思っていたのです。しかし、気がつくといつものコーヒー牛乳を押していました。人はやはり安定を求めるのですね。

 コロナ禍で外に出かけることがめっきり減ってしまいましたが、たまには温泉に入り、ポカポカになったところでコーヒー牛乳を流し込むのもいいものですね。次こそは温泉後にフルーツ牛乳を飲んでみたいところです。

(2022.3.1 花巻より K.H.)
 
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  節分
 
 まだまだ寒い日が続きますが、節分が過ぎて暦上は春の節気ですね。皆様は豆まきされましたでしょうか。鬼のお面をかぶった皆様方、お疲れ様でした。

 赤ら顔に恐ろしい形相の鬼ですが、もともと鬼とは邪気のことで、鬼の仕業が災害・病・飢饉など恐ろしい出来事を起こすと考えられていました。その鬼が住んでいるのは風水(陰陽五行説)などでよく聞く「鬼門」の方角である「北東」で、十二支では丑寅の方角にあたります。この事から、鬼は強さの象徴として丑の角を生やし、怖さの象徴として寅の皮のふんどし姿なのだそうです。

 ちなみに、「桃太郎」のお話で、鬼ヶ島に向かうメンバーが「犬、キジ(鳥)、猿」だったのは、鬼が住む「鬼門」に対する「裏鬼門」に位置する十二支が「戌、酉、申」だったからとされていますね。でもそれなら「未(羊)」も参加していた可能性もあったのかもしれません。が、羊には角があり、その角を通じて鬼と引き寄せあうのを避けたのだそうです。なんだかハリーポッターの杖みたいです。

 さて、節分と言えば最近はすっかり定着した「恵方巻き」。幸福の訪れを願い、その年の恵方を向いて黙食します。巻き寿司を切らずに一本丸ごと食べるのは「縁を切らない」という意味が込められていて、七福神のご利益を賜るため七種類の具材が入り「福を巻き込む」という願いを込めているそうです。ですがこの風習、一つの説として大阪海苔問屋協同組合が海苔や寿司の販売促進のため始めた行事で、近年マスコミや食品メーカーの便乗により全国に広がったとされています。昭和40年代、大阪周辺のローカルルールだった「恵方巻き」が、コンビニが全国販売を始めた2000年頃から一気に全国区のイベントになりました。

 今は日常でも黙食を強いられています。年に一度の行事だから非日常感があったのに、学校で同級生とワイワイ談笑しながら頂く給食も叶いません。コロナ鬼、早く退散して欲しいです。

(2022.2.21 堺より R.I.)
  
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 神戸ポートアイランド
 
 先日、神戸ポートアイランドにあるキメックセンタービルの展望ロビーに、久しぶりに行く機会がありました。このビルは、20年ほど前には研究の打合せなどで頻繁に訪れていました。当時、埋め立ては完了していましたが、キメックセンタービルの周辺には建物がほとんどなく、未舗装の広い土地が広がっていました。既に神戸医療産業都市構想が出ていましたが、ここにそのような都市が出来るのかと疑問を感じたことを覚えています。広大な土地があったので、当時は野外コンサートが開かれたりしていました。その後、多くの医療機関、医療関連企業が進出し、現在、神戸医療産業都市が実現しています。

 写真は、展望ロビーから南を見たものです。道路の正面にあるのが兵庫県立大学で、その先に「富岳」があります。道路と並行する高架がポートライナーです。20年前にはポートライナーのこの部分は開通していませんでしたので、1つ手前の「市民広場」駅で降りて歩いていましたが、当時はその距離をカバーするムービングウォークがありました。

 ある日、会議に参加するため市民広場駅を降りてキメックセンタービルに向かったのですが、ムービングウォークの一部に多くの人が集まっていました。普段ほとんど人がいない所で何をしているのだろうと思ったのですが、会議があるので足を止めることなく通り過ぎました。ふと見ると、陸上競技のアスリートと思しき人が、ムービングウォークの上で短距離走のスタートを切るような恰好をしていました。

 こんなことがあってしばらく後、テレビで“ベン・ジョンソンがムービングウォークの上を走ると100mを何秒で走れるか”という企画の番組があり、あの時はそのロケをしていたことが分かりました。残念!もっとよく見ておけば良かったと、思いました。思い出多き神戸ポートアイランドです。

(2022.2.10 姫路より Y.K.)
 
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いざ初陣 
 
 新年あけましておめでとうございます。仙台は例年になく雪が降り、路面の凍結を憂う日が多いです。年始に中央郵便局に足を運ぶと、のぼりと共にこんなコーナーが。「合格祈願米 いざ初陣」。この時期になると、「勝つ」「受かる」などに商品名を掛けた受験生を励ますパッケージをいくつも見かけますが、初陣と言えばもはや本物の「戦」・・・?

 チラシを読んでみると、宮城県丸森町産コシヒカリの中でも一定の基準を満たしたブランド米のことでした。1581年に伊達政宗が宮城県丸森町付近で初陣を飾ったことが名前の由来だそうです。出荷前に、学問の神様・菅原道真が祀られている同町内の金山神社で合格祈願のご祈祷済みとのことで、ゲン担ぎにはもってこいだとわかりました。

 本来であればここで「寄稿のネタにと購入して食べてみると・・・」と続きますが、台所事情により購入は見送りに。はて、ならば何を書こうかと思案しながら帰宅し、夫にこの話をすると「その米ならあるよ」と。なんと有り難いことに会社の方から頂いていたようです。今年初のガッツポーズを取りつつ、炊き立てをいざ実食。宣伝通りのもちもち感と甘みに唸りました。新米の時期の楽しみがまた1つ・・・。寄稿のネタもできあがり、めでたしめでたし。コロナ禍で思うような高校生活が送れなかったかもしれませんが、受験生の皆さんにはぜひ輝かしい初陣を飾ってほしいものです。

(2022.2.1 仙台より T.S.)
   
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ヒレ酒   
 
 急に寒い日が続いたので、フグ料理を頂きました。お出汁が充分に出た鍋料理(てっちり)や揚げ物を堪能しつつ、ヒレ酒に手が伸びます。

 熱燗の蓋を取ると、中に程よく蒸らされたヒレが見えます。そのまま頂いても良いですが、火をつけて生臭さとアルコールを飛ばすと美味しさが増します。薄琥珀色の水面でボッと点く青い炎。その所作がヒレ酒を嗜む時のちょっとした儀式のようで、また一興です。

 大阪でフグと言えば、大正9年(1920年)に創業し100年の歴史を誇る老舗「づぼらや」ですが、看板も有名なその名店もコロナ禍により閉店しました。張り子のように頭上に大きく揺れていたフグの看板も一部撤去され、観光客が激減した大阪の街の景色に寂しさが増します。

「禍福は糾える縄の如し(かふくはあざなえるなわのごとし)」と言います。下関の方ではフグの事を「福」にかけて「フク」と呼ぶところもあるようで、そろそろ禍が過ぎて福が訪れて欲しいと切に願うばかりです。
(写真左: ヒレ酒用のヒレを板に並べて天日干しています。現代アートのように美しい。)

(2022.1.20 堺より R.I.)
  
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雪虫  
 
 皆様は冬の訪れをどのように感じるでしょうか?本日のテーマで冬の訪れを感じると思った貴方、ご出身は、北海道ですか?東北ですか?

 北国に住んでいると、フワフワとした白いおしりで飛ぶ雪虫の姿に冬の訪れを感じる方も多いと思います。仙台でも毎年雪虫を見かけておりましたが、関西に来ると雪虫の存在を忘れてしまいます。それでも、先日、姫路で雪虫を見かけました。個体数は少ないのですが、兵庫県立大学のキャンパスに白いフワフワが飛んでいました。この量では冬の訪れを感じることはできないと思いながらも注視してみると、何となくおしりのフワフワ感が少ないように感じます。(トドノネオオワタムシ以外のアブラムシなのかは分かりません)

 雪虫が発生すると初雪が近いと言われますが、姫路では雪を見ることも年数回。雪虫発生の数週間後に雪が降ることを信じ切っている私には、疑問が深まるばかり。降雪と雪虫発生の関係には、おしりのフワフワ感や個体数の閾値があるのか、と妄想の世界が膨らみます。
写真:キャンパス内で捕獲した雪虫、お腹側から撮影(2021.12.14)

(2022.1.11 姫路より K.A.)
   
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 堺の穴子 
 
 先日、堺市にある「深清鮓(ふかせずし)」に行ってきました。美食家で有名な北大路魯山人が著書『魯山人の食卓』の中で、「あなごの美味しいのは、堺近海が有名だ」と評した堺の穴子。その中でも名店と謳われるのが昭和23年(1948年)創業の老舗「深清鮓」です。「堺と言えば穴子、穴子と言えば深清」と言われるほどのお店ですが、現在はテイクアウトのみの営業です。ひっきりなしに鳴る予約の電話と、その横で黙々と握る職人2人。売り切れ次第営業終了と言われれば並ぶの覚悟です。食してみると、ふわふわのとろける食感と甘口のタレ、しゃりとのバランスも大変良くとても美味。

 待っている間に、ふと屋号の「鮓」の字に目が留まりました。「すし」の表記には「鮓」「鮨」「寿司」とあり、最も古いのが「鮓」です。魚を米、塩、糟で乳酸発酵させた保存食で、関西系のすしに用いられる事が多いようです。その代表的なものが「鮒鮓(ふなずし)」や秋刀魚の「熟鮓(なれずし)」です。次が「鮨」で、酢で味付けしたご飯に魚を添えた握りや押しすしに使用され、熟鮓ではないすしの事を示すようになりました。江戸前系のすしに多く用いられる傾向にあります。最後が「寿司」ですが、これはお祝いの言葉である「寿(ことぶき)を司る」や、祭の儀式に唱えられる「寿詞(よごと)」から由来しており、縁起の良い当て字です。

 近年は漁獲量が激減していますが、かつては大阪湾の堺近海で盛んだった穴子漁と、その港界隈で賑わっていた穴子専門店が軒を連ねた「穴子屋筋」。その頃の食文化の華やぎを再燃させようと堺市が「堺あなごマップ」を作成して盛り上げています。テイクアウトした穴子をつまみつつ、堺の歴史や自然に触れる探訪に出向くと日常の中にも新発見がありそうです。

(2021.12.23 堺より R.I.)
  
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  古より神戸の海を望む五色塚 
 
 神戸市垂水区に「五色塚(ごしきづか)古墳」と呼ばれる兵庫県下最大の前方後円墳があります。以前NHK「ミステリアス古墳スペシャル」で紹介されたのでご覧になった方もあるかもしれません。海岸沿いを並走する山陽電鉄とJR神戸線からほど近い住宅地のど真ん中に4世紀後半に築造された塚がそびえている様子は、過去と現在が混在して不思議な感じです。

 古墳の特徴は(復元ですが)、斜面に葺石(ふきいし)がびっしりと敷き詰められている事と、墳頂を取り囲むように円筒埴輪が2200本ずらりと並べられていることです。「五色塚」という名前の由来には、淡路島の五色浜からこの葺石を運んだからという説も。明石海峡を見下ろす場所であることから、海上交通と関わりの深い有力者の墓と考えられています。そして何よりすばらしいのが墳頂からの眺めです。播磨灘~淡路島~明石海峡大橋~大阪湾が一望できます。空も大きく開けてとても気持ちがよく、青空を見上げていると頭上を神戸空港を発った飛行機が通過しました。昔の人々もここから海や空の景色を眺めていたのでしょうね。

 またここは初日の出スポットとしても人気だそうで、毎年元旦は暗いうちから開園し、天候が良ければ奈良と大阪の県境にある生駒連山から上る日の出が見られるとのこと。残念ながら2021年は新型コロナのため中止になったそうですが、古の墳丘から初日の出を拝んで1年をスタートさせると良い1年になりそうですね。

(2021.12.10 姫路より M.I.)
 
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 ダーズンローズ 
 
 芸術の秋。先日、友人からお子さん達のバレエ発表会の招待状が届きました。コロナや受験で中断していたので、本当に久しぶりの舞台です。習いたての小さなお子さんも踊る発表会ですが、毎回大きな会場で、舞台装飾、演出、照明や豪華な衣装は、まさにプロ顔負けの総合芸術を鑑賞する贅沢な一時です。

 いつも鑑賞後に2人に花束をプレゼントするのですが、今回はダーズンローズにしてみました。ダーズンローズとはその名の通り「12本(1ダース)のバラの花束」と言う意味です。諸説あるようですが、19世紀ヨーロッパで行われたプロポーズが由来で、男性が女性にプロポーズする際、彼女の家までの道すがら野バラを12本摘んで花束にします。女性が申し出を承諾すると受け取ったその花束から1輪の花を抜き取って男性の襟にさしたのが始まりと言われていて、ブーケ・ブートニアの原型とも言われています。

 その12本のバラにはそれぞれに「感謝・誠実・幸福・信頼・希望・愛情・情熱・真実・尊敬・栄光・努力・永遠」の意味が込められています。今回は私からお嬢さん達へのプレゼントですが、彼女達に招待の感謝と、末永い幸福の思いを込めて渡したいと思います。

(2021.11.19 堺より R.I.)
 
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 海外の夜景
 
 最近、スペインの友人と話す機会があり、「日本の部屋の照明は夜でも昼間のように明るくリラックスするには難しかった」と聞いて、確かに欧米の部屋や地下鉄の照明は暗かったなと、ふと思いました。

 学生の時に短い期間ですがフランスに留学していたことがあり、部屋や地下鉄の照明の暗さには不安を感じ、どうしても苦手でした。研究室が17時半には閉まるので、帰宅して勉強しようにも部屋が暗くて書類が読みづらく、留学初期は夜の時間を持て余していた記憶があります。

 しかし、留学先の友人に誘われ、夜にパリの街を観光するようになると直ぐに夜景に魅了され、毎日のように夜景観賞をしていました。街灯や店の照明が控えめな分、ライトアップされた観光名所がとても美しくて、その時の感動は忘れられません。

 その観光名所の写真を掲載しようと思いましたが、感動して興奮していたのかブレた写真しかありませんでしたので、街並みの写真を掲載します。12月頃になると街の様々なところにイルミネーションが飾られ、このような写真を見ると再び海外に行きたい気持ちが高まってきます。

 あとどのくらい経てば気軽に海外に行けるようになるか分かりませんが、また安全に観光ができるようになるまでに、上手に夜景を撮影できるようになりたいです。

(2021.11.10 姫路より A.N.)
 
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コロナ収束後の世界を待ち侘びて  
 
 このところ急に風が冷たくなり、秋というよりも早くも冬を想起させるようになってまいりましたが、皆様はいかがお過ごしでしょうか。新型コロナウイルスへの理解やワクチン接種が進んだとは言え、まだまだ自粛が叫ばれていた2021年、はやく収束することを自宅で祈りつつ、過去に訪れた旅先の写真を眺めている時間が多くありました。

 趣味と言うにはあまりにも大げさですが、コロナ拡大前は一眼レフカメラのようなしっかりした物ではなく、必ず手持ちのスマートフォンを使って手軽に写真を撮ることに小さな拘りをもって旅をしていました。

 その旅先の中から、今回は千葉県の房総半島に位置する、「原岡桟橋(岡本桟橋)」をご紹介します。東京湾に向かって桟橋が伸びており、海に立っているような感覚を味わうことができます。また、富士見の丘とも呼ばれ、晴れている日には、海の向こう側に見える富士山に夕日が沈んでいく幻想的な瞬間に立ち会うこともできます。房総半島へ行かれる際は訪れてみてはいかがでしょうか。(駐車場が狭いので注意です)

 感染症の早い収束と、また以前のように旅が出来る日常が戻ることを願いつつ、旅先リストをせっせと作る日々をもう少しだけ、です。

(2021.11.1 仙台より T.O.)
 
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広瀬川にて 
 
 東北大学のすぐわきを流れ悠々とした水をたたえる広瀬川は、仙台市民の憩いの場です。この前、家族と訪れたところ、しばらく雨が降らなかったせいか、水量が減って川底の段が水面に出ており、それを伝って向こう岸まで歩いて渡ることができました。すぐ足元には水面が広がり、川を歩いて渡っているような不思議な感覚でした。写真には川の真ん中あたりで歩いている家族が小さく映っています。

 50年ほど前は、冬には広瀬川が凍結して本当に川を歩いて渡ることができ、子供たちがその上でスケートをしていたとか。仙台に住んで15年たちますが、そういった光景は皆無なことを見ると、身近なところでも温暖化の影響が出ていることを感じます。昨今、材料研究でもカーボンニュートラル、SDGsがキーワードになっていますが、新たな材料開発により気候変動を抑制し、家族と過ごせる身近な自然を子供たちの世代に引き継ぎたいものです。

(2021.10.18 仙台にて G.M.)
 
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恐ろしい豪雨  
 
 ナショナル ジオグラフィック日本版に、「止まらない温暖化の先は なぜ今、大胆に脱炭素化を目指し始めたのか【他人事ではない、気候変動の脅威】」の記事がありました。

 ここのところ毎年の様に豪雨による大災害の報道がなされます。生々しい映像報道に触れる度に心痛むと共に故郷での怖い記憶がよみがえります。V字谷と呼ばれる山間部の集落で育ちました。一番低いところの川から段々に畑や田んぼ、道路、宅地等が続き裏山へとつながります。梅雨明けから夏にかけ集中豪雨あるとV字谷の川は、あっという間に水位が上がります。川幅が広がり、増水中はその流れの真ん中あたりが盛り上がって見えました。色々なものが流されていきます。こうなると、裏山も危険になります。谷川が水量を増し、土砂を押し流してきます。風景、音、におい、湿気、風の記憶がよみがえります。しかし、当時は「温暖化による気候変動」は語られておりませんでした。

 現在は淀川近くのスーパー堤防で守られた平地で暮らしています。V字谷と異なり水位の変動は小さく安定しています。しかし、2013年9月、大増水しました。堤防の際まで水位が上昇しまた。この時ばかりは「温暖化による【他人事ではない、気候変動の脅威】」を感じました。と、云いつつ、「正常性バイアス」の定説通りに堤防観察に出かけたことを反省している次第です。

(2021.10.11 姫路より K.T.)
 
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かたひらまつり 
 
 所属部局の広報を担当している役目で、かたひらまつりの準備をしています。2年に一度のこのイベント、一昨年は大型台風の来襲で突然の「中止」。コロナ禍になってからは今回が初めてで、オンラインにて10月9日(土)に開催されます。片平地区の各部局に1時間のライブ配信が割り当てられ、準備を始めた頃はトーンが低めだったのですが、日程も迫りいよいよ佳境に入ってきました。

 金研では、「きんけんチャンネル:最先端の材料研究にふれる」と題して、太陽電池に使われるシリコン結晶の成長の様子や、巨大磁場を使った磁気浮上実験の様子を配信します。私は後者の「磁気浮上実験」を担当し、金研が世界に誇る、無冷媒超伝導マグネットとしては世界最大磁場を発生する装置を用いた実験の収録を先月に行いました。子どもたちが見て楽しんでもらえるよう、身近な食べ物を中心に7種類の実験を行いました。詳細はHPをどうぞご覧ください。
https://www.katahira-f.tohoku.ac.jp/lab_imr.html

 2年後のイベント開催の頃は、世の中はどうなっていますかね。以前のようにたくさんの子どもたちが訪れてにぎわって欲しいな、と思います。

(2021.10.1 仙台より R.U.)
 
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  名月と七草
 
 来週9月21日(火)は十五夜、中秋の名月ですね。しかも、満月が重なるのは8年ぶりになります。お家時間が増えたので、月を見ながらゆっくり過ごすのも一興です。

 この時期に名月と共に愛でるのが「秋の七草」。「春の七草」は1月7日に七草粥にしてお正月料理で疲れた体を癒し、1年の無病息災などを祈る風習として有名ですが、「秋の七草」はその可憐な姿を鑑賞して楽しむものです。「萩(はぎ)」「桔梗(ききょう)」「葛(くず)」「藤袴(ふじばかま)」「女郎花(おみなえし)」「尾花(おばな)」「撫子(なでしこ)」の7つなのですが、せっかくの機会なので、しっかり覚えようと2つの方法を検索しました。

1)「5・7・5・7」のリズムで覚える  「ハギ・キキョウ クズ・フジバカマ オミナエシ オバナ・ナデシコ」の順で、リズミカルに口ずさむと楽しく覚えられそうです。

2)語呂合わせで覚える 頭文字を組み合わせて「おすきなふくは?(お好きな服は?)」と覚える。 (お=オミナエシ、す=ススキ、き=キキョウ、な=ナデシコ、ふ=フジバカマ、く=クズ、は=ハギ) 尾花とは「すすき」の別名なので、「す=ススキ(尾花)」になります。ススキの穂が動物の尾に似ていることが、名前の由来と言われています。お月見と言えば、お団子の横にススキが定番ですよね。

 秋の夜風に誘われてお散歩途中に探したい「秋の七草」ですが、その中の「フジバカマ」と「キキョウ」は現在、環境省の絶滅危惧種に指定されています。自生していた河原が開拓等により減少してきたことが理由ですが、万葉集や源氏物語にも登場する草花が消えてしまうのは悲しいことです。立命館大学では志を同じくする団体などと協力して「フジバカマ」を育て増やす活動を行っており、嵐山の嵐電の駅緑化に活用されています。いつまでも元気に育ってほしいです。

(2021.9.16 堺より R.I.)
 
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 演奏会
 
 子供のころ習っていたピアノを大人になって再び習い始めました。ブランクがあっても昔弾けたのだから今も弾けるのでは、と軽い気持ちで始めて3年近くたちます。最近、ピアノの先生からコンサートホールのスタインウェイのピアノが試し演奏できると聞き、プロのコンサートで使用される楽器に触れられる機会だと意気込んで演奏会に参加しました。演奏会当日、ホールに漂う雰囲気や匂いが子供のころの発表会を思い起こさせ、緊張や練習不足も相まって間違う間違う詰まる飛ばす、、、。演奏は拙いものでしたが、子供のころに憧れていた舞台に立てたことはいい刺激になりました。

 長雨やコロナで暗い気持ちになりがちですが、お家の中でできる好きなことっていいですね。我が家にあるのはスタインウェイではありませんが、今日もステイホームでピアノ演奏会を楽しんでいます。

(2021.9.9 姫路より M.S.)
 
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仙台七夕まつり 
 
 仙台七夕まつりが8月6日~8日までの3日間で開催されました!昨年は新型コロナウイルスの影響で戦後初めて中止となり、今年は2年ぶりの開催となりました。

 例年はアーケード街に大型飾りが300本ほど並ぶところですが、今年は密にならないよう、約70本に数を減らして飾られました。例年の七夕飾りは歩行者が飾りをかき分けて進めるくらいの長さがありましたが、今年は感染防止のため地上から2m以上離して設置されました。迫力は少ないものの、飾りの向こうから来る人にぶつかることもなく、これはこれでいいなぁと感じました。

 この時期は主会場のアーケード街だけではなく、市内のいろいろな所で七夕飾りが飾られます。息子が小学生の頃は、地元の商店街に飾るための七夕飾り(30cm×150㎝程度となかなかの大きさ)を一家庭一つ作るという子供会ノルマがあり、お花紙織機(花子ちゃん)がマンションの中で回覧板のように回されていました。息子が全然手伝わないことに怒りながら、毎年なんとかそれらしい形にするのに悪戦苦闘したことを思い出します。

 金研から徒歩5分のところにもアーケード街があるので、コロナが落ち着いた際には、是非七夕まつりを見に来ていただきたいなと思います。

(2021.9.1 仙台にて S.H.)
 
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天国のお金 
 
 立秋が過ぎお盆(盂蘭盆会 -うらぼんえ-)も終わり、日が暮れると虫の音が聞こえ始めてきました。景色が秋に向かう頃、沖縄は先週お盆を迎えました。沖縄のお盆は旧暦の7月13日から15日までの3日間で行われ、毎年日程が異なります。そのため沖縄のカレンダーには旧暦が入っているのが基本なのですが、今年は8月20日から22日でした。3日間の初日はご先祖様をお迎えする「ウンケー(お迎え)」、2日目は「ナカヌヒ(中の日)」、そして最終日はお見送りする「ウークイ(お送り)」と言います。

 お見送りの際、お線香と一緒に燃やすものがありますが、それはお金です。ご先祖様が天国でお金に困らないようにと、天国のお金をお持たせします。そのお金を「ウチカビ(打ち紙)」と言い、藁を原料とした黄色い紙に小判のような丸い刻印が打たれていて束になっています。名前の由来は、昔各家庭で紙に銭型を打刻していた事によるようです。この時期は沖縄のスーパー、コンビニなどで売っていて、20枚が束になり100円~200円くらいなのですが、天国での相場は1枚あたり50万円(20枚セットで1,000万円)とも言われています!ご先祖様、豪遊できますね。

 各地方でそれぞれのお迎え方がありますが、香煙立ちのぼる中、手を合わせる一時は心静まり大切な時間です。早く皆が帰省して、親戚一同集える日が来ますように。

(2021.8.26 堺より R.I.)
 
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堺市の銘菓 
 
 『堺市の銘菓』と聞いて、皆様は何を思い浮かべるでしょうか。けし餅と回答される方が多いかと思いますが、もう一つ人気なのがくるみ餅です。くるみ餅のお店といえば、創業元徳元年(1329年)という超老舗「かん袋」さんは、お名前だけでもご存知の方が多いかもしれません。

 夕方に行けば“売り切れ”なんてこともよくあるほど人気のお店で、壺入りのくるみ餅はお土産にも大人気です。(写真:5人前壷入り/堺観光ガイドより)

 特に私がお勧めしたいのは、氷くるみ餅です!そろそろ美味しい季節がやってまいりました。(注文は年中できるそうです。) シャリシャリ食感の冷たい氷とくるみ餅の相性が最高で、毎年必ず食べに行っていましたが、かき氷はお持ち帰りができないので、昨今の世情もあり、最近は行けておりません。

 今年こそ!今年こそ、気兼ねせずに食べに行ける世の中になることを願っています。氷くるみ餅の写真は注文してからのお楽しみということで、あえて掲載いたしません。堺にお立ち寄りの際は、是非ご賞味ください!

(2021.7.20 堺より M.Y.)
 
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メルティングポットとサラダボウル  
 
 コロナ禍でドラマ視聴や読書の時間が増えました。娘の中学校の図書室は新刊本が充実しているようで、市立図書館で順番待ちをするよりずっと早く評判の本が読めるみたいです。「推し、燃ゆ」や「オルタネート」を借りてきたので私も読ませてもらいました。

 しばらく前の話ですが、ノンフィクション本大賞などを受賞した本が気になって、久しぶりにハードカバーを購入しました。イギリスの多様な社会(多国籍化ゆえの差別や格差などの存在)が垣間見え、日本も外国人労働者や移民を受け入れていくと直面する問題なのかなといろいろ考えさせられました。またイギリスでは幼いうちからレイシズム(人種主義)やLGBTについての教育がなされていると書いてあり、とても興味深く読みました。この本を読んで思い出した言葉「人種のるつぼ」ですが、近年では「人種のサラダボウル」と呼ぶことをご存じでしょうか?混ざり合って溶けて新しい社会が生まれるのではなく、混ぜても溶け合うことなく個性を尊重しあい共存しているので、メルティングポットではなくサラダボウル。時代が変われば考え方も変わるのですね。

 家でこの話をしていると、娘が「るつぼって何?」と。「るつぼは、溶かすものを入れる耐熱容器でカーボンとかアルミナの…」と説明する私も、ここ金研で働き始める前は、言葉としては知っていても実物を見たことはありませんでした。「人種のるつぼ」という言葉を学校で学ばなくなってしまえば「るつぼ」も専門用語化していくのかもしれませんね。

(2021.7.12 姫路より M.I.)
 
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CAR LIFE 
 
 中古で購入し10年乗り続けた車を、昨年乗り換えることにしました。子供が成長することも考慮し、次は少し広い車がいいなぁと思っていました(家族からは前々から早く広い車に乗りたいと言われていましたが(苦笑))。免許を取得して以来MT(マニュアルトランスミッション)一筋。次もMT車に乗ろう!と決めていました。車種の選択肢はかなり限られましたが、条件を満たす車が見つかり、人生初の新車をとても気に入っています。

 ちょうどその頃、国内でも新型コロナウイルスの感染が広がり始めて、外食も自粛するようになったため、週末は買い物ついでに仙台郊外もしくは隣接町のパン屋やテイクアウトを利用して、車内で食べることを楽しみとしました。今まで長距離移動の途中で、休憩を兼ねて飲食することはありましたが、今は週末のルーティーンのようになり、それなりに新しい生活様式?に馴染んでいます。また、車内の時間を広い空間で過ごせるため、いいタイミングで乗り換えたなぁと思っています。

 まだなかなか遠出することは叶いませんが、近い将来、愛車で出かけた先にてBBQをするのを楽しみに過ごす今日この頃です。

(2021.7.1 仙台より K.S.)
 
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 父の日
 
 今週末は「父の日」ですね。今年は6月20日(日)。「母の日」と並んですっかり日本でも定着した「父の日」ですが、どちらもアメリカのクリスチャン女性によって始まったとされています。日本と同じ6月の第3日曜日を「父の日」にしている国は意外と多くて、アメリカ、カナダ、イギリス、フランス、インド、アイルランド、アジア諸国など。

 コロナで世界的にステイホームや在宅勤務のシェアが大幅に増加してきて、普段目にすることのない働くお父さんの横顔を見る事が出来たり、早い時間に一緒に夕食を食べられたり。今年の「父の日ギフト」はおうち時間を楽しむグッズやグルメ、またお父さん用のエプロンなども流行ったようです。お父さんのレアな表情を家族で沢山シェアして欲しいです。

(2021.6.18 堺より A.S.)
 
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難読地名 
 
 5月末現在、東海以西が梅雨入りしています。ニュースによれば、近畿の梅雨入り(5月16日)は観測史上最も早く、東海地方は1963年に次ぐ2番目の早さ、九州などでも平年より20日程早い梅雨入りとのことです。梅雨の時期は外出が億劫になり、メタボ対策の切り札の散歩もままならない状況ですが、ここ数日は梅雨の中休みが続いていてありがたいです。そこで、先日、以前から気になっていた場所に出かけました。

 年度替わりで新生活を始めた方も多いと思いますが、新天地あるあるなのが、地名(漢字)が読めないことです。北海道の地名が難読であることは有名ですが、姫路駅近くで遭遇する難読地名が「南畝」です。地元以外の皆さん、写真の信号機の地名プレート読むことができますでしょうか(写真の「南畝」の下部分のアルファベットには、ぼかしマスクが掛かっています。悪しからず、ご了承ください)。

 車でこの場所を初めて通過した時は、ナビの音声ガイドが教えてくれましたが、読み方と漢字の「南畝」にギャップがありすぎて、ちょっとしたパニックに。その後も、何度か車で通過しても、なかなか覚えられません。何度か目でようやく読めるようになったキッカケは、某国営放送の朝ドラで主演した当時若手女優の苗字でした。現在、その女優の方、改名していますけどね。「南畝」=「????」。難読すぎて、じぇじぇじぇ です。

(2021.6.10 姫路より A.T.)
 
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新1年生  
 
 今年の4月、長女が小学校に入学しました。昨年の仙台市は、コロナ禍で入学式が6月迄延期され、授業もなかなか始まらず混乱していたため、直前まで新生活を不安に感じておりましたが、蓋を開けてみれば親子とも入学式に参加でき、また授業参観や運動会等の行事も、感染対策しつつ開催され安堵しております。

 娘は3月産まれで小柄なため、大きなランドセルに水筒、体操着等を持って登校するのがはたから見ると心配ですが、毎日新しい友達を作ってきて、学習にも励み、意欲的に毎日を過ごしています。その姿を見ると、改めて私も仕事に邁進せねばとエネルギーを貰います。

 さて、ご存知の方も多いかと思いますが、仙台は野球・サッカー・バスケットボールの3つのプロスポーツ本拠地です。入学式初日、各球団のマスコットが描かれたランドセルカバーと、楽天イーグルスのキャップ、試合招待券をいただき、改めて今の子供たちはハイレベルなスポーツが身近な環境で羨ましいと思いました。なかなか以前のように気軽に観戦とはいきませんが、田中投手が帰ってきた楽天の試合には、いつか足を運べたらと思っています。

(2021.6.1 仙台より A.H.)
 
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ツメクサ  
 
 府大構内を歩いていると、あちこちに白やピンクのツメクサを見かけます。白くて小さい方がシロツメクサ、赤くて大きい方がアカツメクサ(ムラサキツメクサ)。同じようでいて、葉の付き方や大きさが違います。「シロツメクサ」は花の下に長い茎があって地面の近くに葉があり、「アカツメクサ」は花のすぐ下に葉があり、そこから茎が伸びています。葉の位置や茎の這い方により、先端の成長点が踏まれて傷つき四葉のクローバーが見つけやすいのはシロツメクサの方です。

 シロツメクサの中には桃色の花びらをつけるものもあるので、これは「モモイロシロツメクサ」。また、シロツメクサと花の付き方が似ていて、花びらの形状が違うのが「レンゲ」。ややこしいですが、腰を落とし視線を合わせて花たちの個性を発見するのも楽しい時間です。

 ツメクサは「詰草」と書き、その名前の由来は江戸時代に渡来したガラス製品が割れないように緩衝材として箱に詰めていた事からそう呼ばれるようになったそうです。編み込んで花冠にしたり、緩衝材になったり、色々な表情を持つ花なのですね。私はシロツメクサを見ると、大好きだったTVアニメ「あらいぐまラスカル」のオープニング曲を思い出すので、この時期はよく鼻歌を歌いながら構内を歩きます。今年の早い梅雨入りの中、せめてもの気分転換です。

(2021.5.20 堺より R.I.)
  
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信州でのひととき 
 
 コロナで遠出ができなくなる前に行った信州での思い出です。 以前の会社の友人が諏訪郡原村でペンションのオーナーをしており、家族で行ってきました。神戸空港から松本空港まで飛行機で1時間で着き、レンタカーを借りて信州の雪山を見ながらドライブしました。素晴らしい景色でした。

  途中で、諏訪湖を見てさらに高速を走り、諏訪南ICを降り、八ケ岳の裾野の原村の森の中に囲まれたペンションに行きました。野菜たっぷりの美味しい手料理を頂き2泊しました。朝はペンションの犬のチョッパー君と散歩しました。森の中の新鮮な空気で、気持ちがよかったです。コロナが収束したら、また行きたく思います。今度は、ペンションから山中湖まで車で行き富士山を見る計画を立てています。

(2021.5.11 姫路より H.T.)
 
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寂寞とした晩春の風にいにしえの鉄を想う  
 
 4月下旬のある日、コロナ禍で運動不足になっていると感じ、仙台西公園にふらっと散歩に出かけました。例年はちょうどこの頃桜が満開で、お花見を楽しむ人でにぎわう頃ですが、今年は暖かくなるのが早かったので、桜の花は完全に散り緑一色でした。行き交う人も少なく春に置いて行かれたような少し物悲しい風が吹いていました。

 ところで、西公園にはかつてロープーウェイが設置されていたことがあるのをご存知でしょうか。入口近くの看板に記載されている西公園の沿革によると、昭和3年に開催された東北産業博覧会のために、二高から西公園にかけて設置されていたらしく、多くの乗客が空中から広瀬川を眺めて楽しんだそうです。かつて市民プールがあったことは聞いたことがあったのですが、気になって調べてみると確かに写真を発見することが出来ました。(下記のアドレスを参照ください)立派なゴンドラで驚きました。因みに、東北産業博覧会の総裁は理化学研究所の設立にも尽力された今話題の「渋沢栄一」だったとのこと。当時58歳の本多光太郎先生も空から広瀬川の景色を楽しんだのだろうか。閑散とした公園で想像しながら時空を超えた散歩を楽しむことができました。

公益財団法人 仙台ひと・まち交流財団
https://www.hm-sendai.jp/sisetu/sensai/album.cgi?p=1334

(2021.4.28 仙台より N.Y.)
 
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大阪府立大学の桜 
 
 この時期、中百舌鳥キャンパスを歩けば綺麗に色づいた桜が目に留まります。キャンパス中央に位置する府大池周辺は特に鮮やかで、私個人的には池とのコントラストが特に気に入っております。

 今年は例年より開花が早く、また満開時期の同じ桜が多く、例年よりも綺麗に見えました。 コロナ禍のこともあり、訪れる人は静かに桜を楽しんでいる方が多かったですが、いつかまた賑やかに桜を楽しめる機会が訪れることを願いつつ散策いたしました。

 私自身、府大池の桜を見れる機会も今後あまりないと思われるので、今年は府大に勤めた証を残す想いで、自然とシャッター回数が増えました。

(2021.4.20 堺より M.T.)
 
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Hello Kitty 新幹線  
 
 我が家のそばを新幹線が通っており、通過音を聞くたびに「新幹線!」と言っていた孫。小さい頃から電車が好きで、特に新幹線が好き。最近はあまり言わなくなったが、「Hello Kitty 新幹線」だけは、遊びに来るたびに通過時間にあわせてベランダから見るようになった。防音壁がない部分から見える一瞬であるが、時刻に合わせて、よく見えるように椅子の上に立ちしばらく待っている。写真はその時撮影した「Hello Kitty 新幹線 こだま730号(上り)」です。二人目の孫も電車が好きなようで、小さくてまだ話せないが、新幹線の通過音を聞くと、指をさしながら「・・・」と言っている。新幹線好きは引き継がれており、新幹線との付き合いは当分続きそうである。

(2021.4.9 姫路より H.M.)
 
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春の到来を感じる  
 
 コロナの感染拡大による外出の自粛などの中、皆様いかがお過ごしでしょうか。春も近づくこの時期になりますと、卒業する学生さん達が卒業旅行に行き、研究室が少し寂しくなるのですが、このご時世ですので中々旅行に行くのが難しいようです。

 私自身も春になりますと東北地方の桜、山々の景色を見に行くこと、またそれらの写真を撮影することを楽しみにしていただけに残念な気持ちです。何か春を感じられるものはないかと探しておりましたら、3年前からお世話をしていた「セロジネ」がようやく花を咲かせました。

 セロジネというお花は皆様に馴染みのない花ではないでしょうか?私も金研園芸部の方からいただくまで知らない花でしたが、どうやら12月から4月に写真のような白い花が咲くようで甘く良い香りがしました。春の到来を感じさせる花と言いましたら桜が代表でしょうが、このセロジネも春先に白く美しい花を咲かせるので皆様も育ててみるのはいかがでしょうか。

(2021.4.1 仙台より Y.K.)
 
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